楽しいこと。うれしいこと。
悔しいこと。悲しいこと。怖いことは、
ひとりひとり違うということを、
あらためて教えてくれたのは、子どもたちでした。
触る。見る。聞く。話す。食べる。
いっしょに見て、触って、感じる体験から、
信頼は生まれていきます。
おかあさん、おとうさんに、
いっぱい伝えたい気持ちを、体験や遊びを通して、
私たちは3本柱の療育理念で大切に育ててまいります。
ルートが大切にしていること。
子どもたちに、職員や場所に慣れてもらい、信頼関係を大切に育みます。まずは、できることを育てることに、一対一で向き合います。子どもの困り感を減らし、社会生活がスムーズに送れるように、私たちが全力で支援いたします。
3つの療育理念
1. お子さまへの支援
私たちは、子どもたちとの信頼関係を築くことを何よりも大切にしています。そのための努力は惜しみません。ひとりひとりの子どもたちの自己肯定感を育むために、例えば、「話をよく聞いて肯定する」「選ぶことができるきっかけをつくる」「考えてもらうきっかけをつくる」「褒めるときには結果だけでなく過程も褒める」「他の子どもと比較しない」「先回りをしすぎない」ように努めています。療育プログラムの中では、発達の基礎となる感覚統合あそびの考え方をとり入れます。また、給食支援では、「食べることの楽しさ」を育ててまいります。
2. 保護者の皆さまへの支援
お子さまだけでなく、おかあさん、おとうさんのお気持ちに寄り添った療育を行うために、私たちは保護者の皆さまとの信頼関係をとても大切にしています。いつも同じベクトルを向いて支援できるように、こまめに連絡を取り合います。園内だけでなく、ご家庭内での課題の解決や、お子さまへの信頼など、心理的にも支援をいたします。また、これから予測される課題に向けて、気軽に相談しやすい環境をつくり、関係機関へとつなぐ役割を担ってまいります。
3. 関係機関との連携
関係機関とも、信頼関係の構築に努めてまいります。常日頃から、関係機関と密接に連携を取ることで、お子さまや保護者の皆さまへの支援に繋げてまいります。特に、移行支援など、今後に向けた課題に対して、積極的に連携を図ります。子どもたちひとりひとりが、自分らしく笑顔で日々を過ごせるように、また、周りの理解者をひとりでも増やせるように、尽力いたします。
伝えるよろこびを、いっしょに経験。
児童発達支援ルートちぐさは、発達に特性のあるお子さまひとりひとりに寄り添い、成長をいっしょに考え、ともに喜びあえるような、そんなあたたかい場所をつくりたい想いから、令和4年4月に千草保育園の2階に開設いたしました。
私たちは、時間をかけて信頼関係を育むことを、何よりも大切にしています。
「できることを育て、困り感を減らし、社会生活がスムーズに送れるように支援します」の目標の基、お子さまがもてる力を十分に発揮し、保護者の方々の思いに応えられる療育へ。感覚統合あそびを軸にした運動療育をはじめ、食事支援なども行っております。そして、お子さまはもちろん、おかあさん、おとうさんたちにとっても、気持ちを分かち合える場所でありたいと、つねに考えています。
遊びは、言葉を育てる。
ルートちぐさには、遊びのプロの保育士や、
特別支援学校教諭経験の児童指導員が常駐しています。
私たちは、発達特性を十分理解した上で、感覚統合あそびを主とした療育を行っています。
「運動あそび」や「感触あそび」「作ってあそぼう」、外での課外活動を通して、遊びのなかで体験できる気持ちを育てています。自分の普通は、相手にとっても普通とは限りません。例えば、「雨」に触れた時の気持ちも、ひとりひとり違います。また、いっしょに体験することで見えてくる、子どもたちの気持ちに気づくことが、信頼関係にもつながります。舌の動きを見つめ、はじめに聞くことから生まれてくるコミュニケーションもあります。ひとつひとつ、子どもたちの新たなチャレンジのなかで、身体的な動きと気持ちの両方にアプローチをかけ、言葉も育ててまいります。
小学校就学前までの発達に凹凸のある児童が支援を受けられる場所です。早期に困りごとに気づき、その困難を乗り越えやすくしたり、周囲の理解者を増やすことは、とても重要です。ルートちぐさでは、お子さまの困り感を、おかあさん、おとうさんから聞き取りながら、ひとりひとりに作成した個別支援計画をもとに、療育支援を行います。
ST(言語聴覚士)個別療育
1. 9:10〜9:50
2. 10:00〜10:40
3. 10:50〜11:30
4.11:40〜12:20
5. 12:30〜13:10
わたしたちが、ひとりひとりの
子どもたちの成長を支え、伸ばします。
日々の成長とともに、日々の新しい発見を。子どもたちひとりひとりの個性を尊重しながら、
できるチカラを、のびのびと育てます。
ルートちぐさ
児童発達支
援管理責任者 2年目
渡久地 美希
趣味:バスケットボール
「お子さまの健やかな育ちをともに喜び合う仲間でありたい」
発達に凸凹のあるお子さんをお持ちのおかあさん、おとうさんは頑張り屋さんが多く、目の前に壁があってもどうにか自分の中で消化させたり、ヘルプの声掛けをギリギリまで躊躇してしまう方もいらっしゃいます。
おかあさん、おとうさんにとってルートが、信頼している人にはつい甘えて、本音を漏らしたり弱音を吐いてしまうような、その時々の困り感や不安、喜びも含めさまざまな気持ちを出したいときに出せる場所になれたらいいなと思います。
- 子どもたちと接するときに心がけていることは?
- 子どもたちが自分らしく笑顔で過ごせるよう、まずは知ることから始めます。
なにが好きでどんなものに興味があるんだろう。どんなことが苦手なんだろう。どんな場面で笑顔になるのかな。どんなタイミングで泣いたのかな。前後でなにかあったのか、きっかけがあったのか、この子は何に困っているんだろう。
自分ではなかなか言葉でうまく伝えられない、自分でも自分のことがよくわからないなどさまざまな困り感、生きにくさをルートの掲げる療育理念の3本柱に沿ってお手伝いさせていただきます。 - 園内で、食事は食べられますか?
- ルートちぐさは、給食センターが併設されていますので、園内で食事を提供しています。
咀嚼だったり、食べるときの姿勢、道具の持ち方、偏食の部分まで、すべて含めて見ています。楽しいからチャレンジしてみるという気持ちを大切に、まずは、食事の時間も楽しい時間となるように、意識しています。
児童指導員 2年
渡久地 亮
趣味:筋トレ、読書
「遊びを通した療育で子どもたちの楽しい時間をつくります」
児童指導員として、お子さまと保護者のみなさまに寄りそった療育を提供しています。
子どもたちとはいつも対等に。伝えたい気持ちや言葉を、まずはしっかり聞く姿勢を大切にしています。小集団での遊びの活動のなかでは、ひとりひとりの個性を尊重し、そのお子さまに合った配慮を心がけています。保護者の方とはHUGシステムを使って、その日にあった出来事をお伝えし、絆を深めてまいります。
- 子どもたちと接するときに心がけていることは?
- 先生と子どもという上下関係ではなく、対等に接するということを心がけています。ひとりひとりを尊重して、まずは何がしたかったのか、子どもたちの言葉をしっかり聞くという姿勢を大事にしています。子どもたちの評価は、何が出来て、何が苦手なのかということをしっかり把握した上で、その子の実態を理解するようにしています。
- 保護者の方との連絡はどのようにしていますか?
- 保護者の方とは、HUGシステムを使って、連絡を取り合っています。今日あった出来事を伝えたり、写真を送ったり、お互いに連絡帳がわりにしています。お子さまもそうですが、保護者の方とも信頼関係あってこその療育ですので、こまめに連絡を取り合うことで、保護者の方を支援することもとても大切にしています。
- これまでの療育のなかで、嬉しかったことはありますか?
- 親子教室で交流会をしたのですが、その際に、保護者の方々から、これまで出ていなかった言葉が少しずつ出てきていて、通わせてよかったと。やはり、お父さん、お母さんたちが気づくぐらいの言葉の変化があったとお話しされていて、とても嬉しかったですね。
共に歩む。ご家族に寄りそう保育を。
保護者のみなさまからの声を大切に、
子どもひとりひとりの個性を伸ばします。
Kさん
同施設内に保育園があるため、先生方との連携が取れやすく、送迎等の負担もなく通いやすい。平日はもちろん、土曜日も給食があるので助かる。どんなに忙しくても、時間を作って、保護者に寄り添い、話を聞いてくれたりアドバイスをくれる。他業者と比べ、個人支援計画を丁寧に作成してくれ、保護者としても安心して子どもを通わせられる。先生方一人ひとりのお人柄が良く、熱心である。今日の様子を事細かに報告してくれるので、毎日楽しみです。全部デジタル化されているので効率良いと思う。
Hさん
ルートさんに通って感じるのは、子ども一人ひとりへの手厚い対応。すごく丁寧に時間を割いて対応してくれているのを感じます。WEBでのその日行った事を写真つきで掲載してくれるサービスもありがたいです。コメントも丁寧に書いてくださっています。親としてもこれだけの対応をしてくれるとは思っていなかったので、とても嬉しく信頼しています。今では子どもがルートさんで家と同じような表情で過ごしているようで、とても楽しそうです。
Tさん
子どもの活動の様子を写真と一緒に記録して下さり、安心して通っています。また、活動の目的の説明があったり、言語聴覚士の先生から教えて頂く機会があり勉強になっています。
家では気づかなかった新しい好きな遊びを見つけてくださることもあり、それが成長に繋がっているように感じますし、おうちでも一緒に楽しんでいます。
Sさん
子どものその日の状態に応じて、子どもに寄り添った療育を心がけていただいているおかげで、無理なく、楽しみながら通うことが出来ていることに感謝しています。ルートでは、体をめいいっぱい使ったり、集中したり、家庭ではなかなか出来ないような体験にも遊びながら挑戦させていただいています。その都度、子どもは考えたり、悩んだり、自信をつけたり、様々なことを体験して成長しているようです。
息子の言葉の遅れがあるので、親子間で会話のコミュニケーションが十分に取れません。そのような中で、毎回、療育レポートを写真付きで提示してくださるので助かっています。どのような活動をして、息子がどのような反応をしたのかがよく分かります。
今日、ルートであった出来事を伝えてくれようとする『息子の言葉』がレポートのおかげで推測できるので、子どもが『話す、伝わる喜び』を感じられ、発語も少しずつ成長出来ているように思えます。
Yさん
親や身内以外に抱っこされない子どもでしたが、ルートに通うようになって先生に自ら抱っこされるようになりました。
また、食事はほとんど親が食べさせていましたが先生方の指導で手掴みやスプーンを使って自分で食べ進める事が増えました。
4月から千草保育園と併用して通っていますが、夜に覚醒する事が減り、朝までしっかり寝てくれるようになったり、片言ですが意思表示を言葉に出せるようになったり家でもぐずりが減り、笑顔が増えたので通わせてよかったと思います。
Xさん
言語聴覚士さんが所属していることが魅力だと感じ、言葉が遅い息子をルートに通い始めました。
また、息子は手づかみ食べが多く、あまり食べ物を噛まないのですが、ルートでは給食を通して、食べ方を指導してくれて助かっております。
療育というと敷居が高く感じましたが、息子は毎回笑顔で楽しんで通っているところがルートの良いところです。
Wさん
苦手な事を少しずつ克服できるようになってきた。子どもの特性を理解してくれる先生方にあずけることで、親の不安感が減った。子どもが通うのを楽しみにしていて、安心して楽しくすごせる場所がふえたことがうれしい。
Oさん
隣接する保育園を母体としているため、知識や経験が豊かな先生方が多く、子どもの特性に合わせた手厚い支援を受けてられています。不得意なことにも挑戦できるように様々な方向からのアプローチを提案、実行し、子どもの意欲や自信を育んでくれ、楽しく通所しています。
また、フルタイムの両親でも対応して下さり、相談事にも親身にのってくれるあたたかい施設です。
Kさん
毎回の活動報告が細かく書かれていて、利用するたびに目を通すのが、いつも楽しみです。写真(画像)も一緒に載せてくれているので、楽しく利用している様子が見られて、とても良いと思いました。
急な変更時にも、すぐに対応してくださっているので、とても助かっています。
Zさん
家では経験・体験が出来ない事をたくさんさせてもらえて良い刺激を受けられている事です。先生方もみんな優しく熱意があり、人に興味があまりなかった息子も先生方やお友だちに興味を持ち、表情も豊かなになってきました。安心して息子を預けられます!!
保育所等訪問支援
対象児童:保育園・小・中・高・特別支援学校・学童など
保育所や幼稚園、小学校など、お子さまが通っている施設にルートの職員(児童発達支援管理責任者・言語聴覚士等)が訪問し、本人に対するサポートや訪問施設のスタッフに対しての支援を行います。支援は2週に1回程度を目安とし、そのお子さまの状況によって頻度は変わる場合もあります。
プログラムの紹介
運動あそび
「マットよじ登りジャンプ!」
脳は楽しいと感じる状態の時に、もっとも発達が促されます。ボディ覚(よじ登るときに手足や体幹の筋肉から入ってくるギュッという感覚)やバランス覚(ジャンプする時のフワッ)を感じることができるため、脳の覚醒が高まります。マットによじ登るときは、体幹に力を入れる必要があり、これは姿勢の安定につながります。
課外学習
「モノレール乗車体験」
公共の乗り物を職員と安全に乗ることができる、乗車の際のマナーを知ることができることを目的に、安全面に留意しながら乗車しました。見た状況を表す言葉や、「楽しい」「ワクワク」「ドキドキ」などの気持ちに共感し、いろいろな経験を通し、その時の気持ちを知る、分かち合える機会として、いつもとは違った体験ができます。
運動系
・サーキット・マット・鉄棒・平均台・アニマルウォーク・エイサー・階段あそび・バッティング・えのぐ・感触あそび・楽器(リズム)・シャボン玉・すずらん・風船・ブレス・課外活動・買い物支援・公園あそび・砂あそび・水あそび・芝生あそび・新聞紙・ダンボール・制作など
安心安全への取り組み
・クラスは午前午後の2部制となっております。
(午前の部 9:30〜12:30/午後の部 14:00〜17:00)
・お子さまと保育士or児童指導員、実態に合わせて柔軟に支援を行います。
・環境設定を徹底しています。
(例/危ないものは表に出さない環境、自助食器の活用など)
ルートに通うまでのお手続き
受給者証取得の流れ
那覇市障がい福祉課に受給者証の申請を行う
医師または心理士の意見書
「相談支援事業所」にてサービス利用計画書を作成し提出する
ご利用料金について
利用者負担額は利用料の1割です。
・生活保護を受給されている方は0円
・市町村税が非課税の方は0円
・市町村税の額の合計が28万円未満の方は4,600円
・市町村税の合計が28万円以上の方は37,200円
※幼児教育・保育の無償化により3〜5歳児クラスのお子さまは0円です。
アクセス
社会福祉法人 千草福祉会
児童発達支援 ルートちぐさ
那覇市山下町10−7(千草保育園内2F)
098−859−1060